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下肢静脈瘤について
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ボコボコ浮き出た血管の正体

以前と比べて最近ふくらはぎの血管が浮き出てきた、血管がボコボコして見た目がわるい、など足の血管が変形するのが下肢静脈瘤の主な症状です。
下肢静脈瘤は日本人に多い疾患で全人口の1割、30歳以上の成人の約6割が発症すると言われています。

下肢静脈瘤を発症するとふくらはぎなど下肢にある静脈がコブのように皮膚に浮き上がります。また足のむくみやだるさ、足がつったりするなどの症状を引き起こします。
下肢静脈瘤はいったん発症すると自然に治ることはありません。生活習慣や個人差もありますが除々に進行していきます。


種類・症状について

下肢静脈瘤には大きく分けて血管がボコボコと浮き上がってコブを作る伏在静脈瘤型と、細長い毛細血管がクモの巣状、網目状に皮膚表面に広がるタイプがあります。
これらは治療方法が異なりコブのタイプでは手術や高周波療法、クモの巣状タイプは硬化療法となります。

下肢静脈瘤を発症すると、初期にはなんとなく夕方から足がだるい、重い、くるぶしあたりがむくむ、足が頻繁につるといった症状が起こります。

その後、除々に進行していくと皮膚の表面の毛細血管が変形していきクモの巣のようか細い血管が現れるようになります。さらに進行すると伏在静脈瘤といって膝下やふくらはぎの太い静脈がボコボコと立体的に膨れ上がります。
静脈の変形によって血液の循環が悪くなると皮膚の炎症を起こし、湿疹や黒ずみ、皮膚の潰瘍などを引き起こします。

  • 大伏在静脈瘤
    (太もも)
  • 小伏在静脈瘤
    (ひざ下)
  • 網目状静脈瘤
  • クモの巣状静脈瘤

下肢静脈瘤の原因について

心臓から動脈で全身に血液が送られると、今度は静脈を使って体の隅々から心臓へ向けて血液を返しています。このとき足の先まで送られた血液を心臓まで戻すには重力に逆らって送り出す必要があり、血液が重力に負けて逆流しないように静脈には血液の逆流を防ぐ逆流防止弁が備わっています。
下肢静脈瘤の発症はこの逆流防止弁が壊れて血液が逆流することが原因です。血液の循環不全に伴いむくみや痛み、こむら返りといった症状が起こり、逆流しうっ滞した血液が末梢の静脈の壁を壊し瘤を形成していきます。

静脈の逆流防止弁が壊れる原因

  • 立ち仕事

    長時間立ったままの姿勢だと下肢に血液が溜まり静脈瘤になりやすくなります。調理師やアパレル業、キャビンアテンダントなどの職業で多く認められます。

  • 加齢

    血管の老化に伴って静脈弁も劣化していきます。

  • 遺伝

    親兄弟など血縁者に下肢静脈瘤が多い場合、遺伝的に逆流防止弁の働きが弱い体質のことがあります

  • 女性

    足の血液を心臓へ送り出すにはふくらはぎの筋肉によるポンプ運動が必要です。女性は男性と比べふくらはぎの筋肉が弱く血液が溜まりやすいです。
    また妊娠すると血管を拡張するプロゲステロンという女性ホルモンが分泌され静脈が拡張し逆流を起こしやすくなります。また妊娠中は腹圧が上がって下肢の血流が悪くなり弁が壊れやすい状態になります。

  • 生活習慣

    運動不足や中性脂肪、糖質の取り過ぎによる生活習慣病は動脈硬化のみでなく静脈にも負担を起こします。

予防、マッサージについて

下肢静脈瘤の予防法は足を圧迫して静脈内のうっ滞を取り除き、足の静脈に負担がかからない状態をつくることになります。静脈瘤が軽度であれば毎日のエクササイズやマッサージで足の負担を減らせばある程度進行を遅らせることができます。下肢の静脈はふくらはぎの筋肉のポンピング作用によって血液を心臓へと送っています。ふくらはぎの筋肉を鍛えることでポンピングの効果が高まるため、毎日のウォーキングなどよく歩くことが大事です。太り過ぎは腹圧が高くなり下肢静脈の圧が高くなるため良くありません。立ち仕事であれば弾性ストッキングを着用するとよいでしょう。また適度にマッサージを行い静脈のうっ滞を取り除きましょう。

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放置するとどうなるの?

 下肢静脈瘤は静脈弁の機能障害によって静脈内に逆流が起こり、静脈が拡張する病気です。血液のうっ滞に伴い、静脈が除々に拡張と蛇行を引き起こし瘤を形成していきます。
この状態になると基本的に自然に治ることはありません。

 進行の速度は個人差がありますが少しずつ悪化していきます。血液の循環不全が起こると下肢のだるさやむくみ、こむら返りなどの症状が派生します。

 さらに静脈内のうっ滞が進むと次第に血管壁から血液が滲み出て皮膚に色素沈着が生じたり皮膚の炎症から皮膚潰瘍を形成します。またうっ滞した血液が血栓をつくると血栓性静脈炎を発症し、これら潰瘍や静脈炎は激しい痛みを伴います。

 このような下肢静脈瘤の症状は直接命に関わることはありませんが日常生活の質を著しく低下させ仕事や家事に制限を設けてしまうこともあるでしょう。

下肢静脈瘤は何科にいくべきか

 下肢静脈瘤の治療は主に血管外科で行っております。また当院で行っている高周波による血管内焼却術は2011年より厚労省から策定された、日本静脈学会、日本脈管学会、日本血管外科学会、日本インターベンショナルラジオロジー学会、日本形成外科学会、日本皮膚科学会の6学会からなる「下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼却術の実施基準」から承認を得た実施医および指導医によって行っております。